女性エネルギー
一方、女性エネルギーは受け入れる力です。
子供は母親に自分を受け入れてもらって愛を感じます。
自分の主張や言い分をわかってもらう、同意してもらう、
感情的になっても、それを叱りつけず、なだめてくれる。
相手に自分の要求を飲んでもらう。
つまり、相手に「いいよ」「わかったよ」「そうだね」と言ってもらう、
それが受け入れてもらうということです。
子供の発言を例にとるとわかりやすいですね。
「ジュースが飲みたい」(お母さんに自分の要求を飲んでほしい)
「お兄ちゃんが私を叩いた!」
(お母さんに、お兄ちゃんが悪いとわかってもらい、更に自分を慰めてほしい)
「ねぇねぇ、お母さん!」(自分の話を聞いてほしい)
父親との関係が、父親からの能動的なもの(父親→子)であるのと反対に、
母親との関係は(子→母親)であり、
母親が受け止めてくれたかどうか(女性エネルギーが発揮されたどうか)に
焦点があたります。
しかしこの過程で母親との関係が健全に進まないと、
子供は「甘え下手」になります。
何故なら、「言っても受け入れてもらえない」と刷り込まれているから。
そして、自分の思うがままに行動したことが母親に受け入れてもらえないと、
自分が自分のままでいると相手に拒否されると思うようになり、
言いたいこと、やりたいことを我慢したり、抑えるようになるのです。
そしてやはりこの経験もまた、社会に出る頃になるとそのまま
自分と社会、自分と他者&異性への解釈にスライドします。
「相手に「いいよ」と言ってもらえる自信がない」
「嫌われるかもと恐れて、言いたいことが言えない」
つまり、自分を受け入れてもらえる自信がないのです。
自分らしい言動が相手に拒否されて(自分が)傷つくのが怖いから、
言いたいこと、やりたいことを躊躇するようになります。
(男性エネルギー不全の場合は、自由な発言を許可してもらえない(叱られる、罰せられる)
女性エネルギー不全の場合は、自由な発言をわかって(同意して)もらえない のです)
そしてまたは、
自分が受け入れてもらえなかった過去の傷から、
同じことを人にするのが可哀相で、
結果、自分を抑え、相手を優先して相手を受け入れてばかりになります。
つまり、どんな人間関係においても、自分より先に相手を受け入れる(=相手に合わせる)ので、
「自分の都合を優先する=自分で自分を受け入れる」 ことができなくなるのです。
「今忙しいんだけど、相手も大変そうだから
私の仕事は置いといて相手の手伝いをしてあげよう」
「それはやりたくないんだけど、
断ったら(拒否したら)相手が可哀想だからつきあってあげよう」
そして、自分を受け入れることへの遠慮が発生します。
「私の都合を優先していたら、相手に悪いわ」
女性エネルギーの過剰な状態です。
自分が受け入れてもらえなくて辛かった経験があるので、
相手を過剰に受け入れてあげたくなるのです。
ただし、これは本来自分が受け入れて欲しかった経験から
派生している感情ですので、
その人は本当は自分を受け入れてほしいのに
自分より相手ばかりを優先しているという矛盾が生じ、
いずれ疲れきって、爆発します。
